第5回日本精神薬学会総会・学術集会 in FUKUOKA

大会長挨拶

会長顔写真

第5回日本精神薬学会総会・学術集会

大会長 神村 英利

(福岡大学薬学部・福岡大学病院薬剤部)

日本精神薬学会総会・学術集会は第5回目にして初めて海を渡り(関門海峡を越えて)、2021年8月21日(土)~22日(日)に九州・福岡で開催いたします。

今回はメインテーマを「Leap~With thanks to our forerunners」(飛躍~先駆者たちに感謝して)としました。私たちの業務・教育・研究は、精神科における医薬品適正使用や医療安全に取り組んだ先駆者たちの経験と研究成果に基づいています。この先駆者たちに感謝しながら先に進もう・飛躍しようと考えて、上記のメインテーマにしました。

今学術集会のポスターにバトン渡しのイラストを入れました。これには先駆者からのバトンを受け取るという意味はもちろんあるのですが、「連携」という意味も込めました。精神科も医療機関、薬局、教育機関、介護分野との連携なくして、適切な医療は行えなくなっているからです。

また、今学術集会は「飛躍」がテーマですので、これまで先生方が取り組んでこられたことは、すべて発表の対象です。抗精神病薬の単剤化、精神科薬物療法の適正化、ポリファーマシー対応、中枢神経領域の基礎および臨床研究、病診薬連携、医療・介護連携など、何でもありですので、奮ってご参加・ご発表いただければ幸いです。

ところで、学術集会初日の夜は博多の夜景が一望できる場所で懇親会を予定しています。昼間とは違った角度から情報交換していただければと思います。

福岡は食の宝庫ですし、観光名所も多くあります。普段頑張っているご自身へのご褒美として、少し長めに夏休みをお取りいただいて、学術集会の前あるいは後に美味しい物を食べて、観光して行っていただければと思います。

NPBPPP2020がweb開催ですので、精神科の先生方が一堂に会するのは2年ぶりとなります。皆さんに喜んでいただける学術集会になるように、鋭意準備して、博多でお待ちしています。